コペル書評

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ヘルレイザー | この世界観に酔えるかどうか

アマゾンビデオで「ヘルレイザー」を観たので感想をメモ。

ホラー映画というより、ダークファンタジーもの。

 

ヘルレイザー (字幕版)
 

 ヘルレイザーが公開されたのは1987年。

当時、子供だったけど、映画のポスターが怖かったのを覚えている。頭に釘が刺さりまくった強烈なイメージ。

観てはいけない映画だとトラウマになっていた。

アマゾンで好評価が多かったので、試しに鑑賞してみた。

魔界の扉が開く

この映画の設定は、「ある小箱のパズルを解くと魔界の扉が開いて、究極の官能を味わえる」というもの。

しかし、魔界では「苦痛こそ快楽」という基準なのだった。パズルを解いてしまった者は、拷問されて身体が滅びることになる。

こんな世界観がベースになっている。

そして、魔界の扉が開くと、拷問を加えるための4人の魔道士(セノバイト)が現れるわけだが、そのキャラ造詣が面白い。

頭に釘を刺していたり、喉や腹を切り開いていたり、顔がめくれて歯が露出していたりする。「苦痛こそ快楽」なわけだから、魔界の人たちはみんな痛そうな姿をしている

4人とも、どこか愛嬌があるのが不思議。

多くの作品の元ネタに

人間側の物語はひと通り筋の通ったものになっていて、映画として成立している。しかし、何か哲学的な隠喩があるような映画ではないので、漫画のような世界観を楽しむ映画といえる。

漫画といえば、「ベルセルク」の元ネタが、このヘルレイザー。観た瞬間にピンときた。観た後でネットで検索したら有名な話らしかった。

この映画の世界観は、多くのクリエイターに影響を与えたと思われる。

トラウマ克服

映画の中でグロテスクな描写があるけど、いわゆる実話系の犯罪映画のようなリアリティはなくて、あくまでファンタジーものだから、それほど怖くない。

子供の頃にポスターを見てトラウマになった人は、心配せずに鑑賞してください。案外、このシリーズのファンになるかも。