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コペル書評

読んだ本の感想をメモ。ときどき映画も。

始める力 石田 淳

始める力 (幻冬舎新書)

タイトルに偽りなし。「始めることの価値」を高らかに謳いあげている。

 

続けようとか、結果を出そうとか、そういう余計なことを考えるのはやめよう。とにかく、興味をもったことを始めてみよう。そう誘っています。

  • 1日5分を1年続ければ、30時間以上やったことになる。
  • 極める時間など誰にもない。中途半端にやるだけでも、何もしない人より確実に力がつく。
  • 小さな一歩をそっと踏み出す。
  • スケールアップなど考えず無心でやるのがいい。
  • どんな大事業も誰かが始めたから存在する。始めることは、実に価値のある行動。
  • すぐに止めても良い。どんどん始めて、どんどん答えを出していけば決断力も付く。
  • 始めない人は自由に自分の意志で動ける気持ちを知らない。
  • ネガティブな妄想は行動していないから。
  • やりたくないことを明白にするためにやる。
  • 続けることを意識すると始められなくなる。
  • 背伸びした目標ではなく、半分の力でできることを続ける。

一読した後には、心を軽くして何かを始めてみたくなります。

 

「何かに挑戦する」なんて気負う必要はない。そっと始めるくらいでちょうどいい。始めることが自由を感じること。そう納得できる好著。

 

本書で説得力を高めているのは、著者自身の経験談。

フルマラソンをやってみたいと思いついた著者は、週2回30分のウォーキングからスタート。やがて、10キロマラソン、ハーフマラソン、フルマラソン、100キロマラソン、そして数年でサハラマラソンの完走に至った。

 

サハラマラソン - Wikipediaとは、日中の気温が50度を超える砂漠を250キロ走るマラソンで、地球上でもっとも過酷なレースといわれる。生死をかけて走る競技。

 

30分のウォーキングから始めてサハラマラソンを完走した著者だからこそ、小さく始めようという言葉に説得力があります。

 

とにかく、無理をせず、大きなことは考えず、無理をせず、気負わず、すぐにやめてもいいから、心を解放して、どんどん始めてみよう。まったくその通りです。