石田徹也全作品集 | 現代の閉塞感がびんびん伝わる
石田徹也という画家を最近知った。
一度見たら忘れられない強烈な印象を残す画家。
絵を見た瞬間に「石田徹也」という名前が浮かぶほど、個性的なスタイルを確立している。
彼は若くして他界している。踏切事故ということだが、作風からして自殺ではないかと直観的に感じてしまう。(明確にそう伝えたメディアはなかったと思う)
彼は生前から一定の評価をされていたが、亡くなってから数年後にテレビ番組が組まれて知名度が上がったという。
彼の絵は、以下の公式ホームページでも見ることができる。
上記の作品集には、大きな画像で、かなり数多くの作品が掲載されている。図書館で見たのだが、くらくらするような目まいを覚えた。
超現実的な描写がされているのだが、すべての絵に共通しているのは、閉塞感だろうか。
切ないほどの閉塞感であり、絵を見ていて「のめり込んだら危険ではないか?」という防衛反応すら呼び起こされたほど。
とにかく、彼のような絵は見たことがない。
彼が長生きして、作風の変化を観たかったけど、早世したのは本当に残念でならない。
多くの人に彼の作品を見てほしいと思った。
日本残酷物語 | 私が知っている日本はほんの一部だった
民俗学者の宮本常一に最近はまっている。著書を探しているうちに辿り着いたのがこのシリーズ。
貧しさ、悲惨さ、犯罪。そういった日本の暗黒面を真正面から書いている。日本を理解するうえで欠かせない貴重な記録。
もともとは1959年に発行された本。日本が高度成長に入る前に、この企画があったことに驚く。
その後、1995年に文庫化されたのが本書だけど、写真や地図が削除されたらしい。まあ、理由は言うまでもないでしょう。内容が内容だけに。
発展途上国の悲惨
1巻から5巻まであって、すべて読んだけど、とにかく面白かった。ほとんどの記述は、江戸時代から明治あたりまでの時代を対象としているけど、知らない日本が目白押し。
結局のところ、私が自分の経験で知っている日本というのは、生まれて物心がついてから。つまり、先進国となって以降の日本なのだ。
生まれる前の日本の知識は、大河ドラマとか、歴史書籍、漫画から得たものが多い。そういうのはみんな綺麗な日本を取り上げたものばかり。
しかし、本書に書かれている日本は、「悲惨」「残酷」な側面を徹底的に掘り下げたもの。
その悲惨さというのは、一言でいえば、すべて「貧しさ」が原因といえる。貧しいから飢える、飢えるから子供を捨てるし、体を売るし、人を殺す。
こういう残酷な歴史は、発展途上国ではありふれた現実であって、日本もちょっと昔は発展途上国であり、人々は過酷な現実を生きていたのだった。
現代に垣間見える亀裂
このシリーズで印象に残っているのは、自殺について。とにかく、貧しくて自殺する、という内容が散見された。
他の国はどうか知らないけど、日本は生活苦で自殺するケースが多いような気がしてならない。
それって、現代でも実は続いていることでもある。日本では毎年3万人が自殺して、経済的な理由によるものが3割くらいあると推測されている。
残酷な現実は、けっして過去のものではない。ただ、昔はあまりにも、ありふれていただけだ。
昔も今も、人々はぎりぎり生き抜いているだけではないか。
できる研究者の論文生産術 | 大量に書くには決まった時間に書くしかない
どうすれば文章を大量に書けるか。多くの人がこのことに悩んでいると思う。ブログのような趣味はもちろんのこと、仕事でも「書く」機会は無数にあるから。
そんな疑問に真正面から答えている本を紹介します。
できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)
- 作者: ポール.J・シルヴィア,高橋さきの
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルに「研究者」「論文」とあるけど、どんなジャンルであっても通用する内容なのでご安心あれ。
著者が心理学の研究者であり、自身の経験を踏まえているので、「論文をたくさん書く」という具体例になっているだけ。
ブログだろうと、会社の企画書・提案書だろうと、あるいは小説であろうと通用する内容です。
大量に書くためには決まった時間に書くしかない
本書の結論は1つ。たくさん書くためには、決まった時間に書くしかない。とにかく、この結論が骨の髄まで納得できるようになっている。
「インスピレーションがわいたら書く」とか「気分がのっているときに書く」とか「締め切り前の方が集中力が出る」とか、そういうのは幻想なのである。
心理学の実証研究でも、文章のアイディアとかインスピレーションは、強制的に書いているときにわいてくるという。「インスピレーション」を待つとか、「気分」になるまで待つなんて、まったく非科学的な態度なのだ。
決まった時間に書き続けることが、「たくさん書く」ことにつながり、たくさん書くから内容面も向上する。
まとめ書きは絶対に禁止
たくさん書けない人に共通することがある。それは、まとめて書こうとすること。
たとえば、1か月後に会社の企画書を提出するとしたら、直前の土日で一気に書こうとする人が多いはず。大学生なら、レポートや卒論の提出期限の間際になって、徹夜で書く人が多い。
この「まとめて書く」という発想が、書けない人の発想なのだ。まとまった時間があるからと、先延ばしして、締め切りに追われる。
本書で勧めているのは、コツコツ決まった時間に書くこと。1か月後に締め切りなら、毎日1時間決まった時間に書く。
これができるようになれば、びっくりするほど大量に書けるようになるという。
まー、よく考えれば当たり前ですな。まとめてやろうとするのは、できない人の発想です。
資格試験も同じ。落ちる人は決まって直前にまとめて勉強しようとする。毎日コツコツ勉強すれば誰でも受かるような試験ですら落ちることになる。
書くことは歯磨きと同じ
本書を読んでいて気づいたのは、人は書くことを特別視しがちなんだなということ。
文章を書くことは、歯磨きをしたり、寝る前に布団を引いたり、風呂に入るために洋服を脱ぐのと同じ。だから、淡々と機械的にやればいいだけ。
なのに、私も含めて、多くの人は書くことにロマンを持っている。その結果、コツコツと淡々と書くことができない。つい先延ばししてしまう。
なぜか。
私が思うに、自分の内面を過大評価しているからではないか。
書くというのは、内面を他者に見せる意味合いがある。自身の内面を過大評価している人は、他者からの反応が気になって身構えてしまうのではないだろうか。
読み手からみれば、著者の内面なんて興味ないし、そもそも文章の内容なんて3分後には忘れてる。他人が書いた文章なんて、たいした価値はない。
それがわかっているんだけど、やっぱり書くことには独特のストレスがあり、筆は進まない。だから、とにかく、毎日○時から○時は執筆の時間と決めて、書き続けるしかないのだろう。
これはブロガーでも同じだと思う。気が向いたときに書こうとすると、意外なほど書けない。
このブログだって、週に1度の更新さえできてない。書き始めれば30分もかからない記事ばかりなんだけど。
毎日、夕食後の30分間はこのブログの更新をする。そう決めて書いていれば、今ごろ1000記事はたまっていたでしょう。気が向いたときに書いてきたから、このブログをはじめて3年たつのに29記事しかありません。
すぐやる人は、うまくいく。| 軽めの文体が心地よい
エア先輩
著者の中谷彰宏氏は、過去に900冊以上の本を出版してきたという。内容は、軽めのアドバイス集ばかり。
「出版」というものに何らかのロマンを持っている人は、著者の多作ぶりに腹が立つはず(笑。ブログ記事程度の内容で、大量に出版して荒稼ぎするなんて!私の記憶が確かなら、20年近く前から、テレビで批判されていた。
しかし、実際に読んでみると、そんなに馬鹿にしたもんじゃない。こういった軽めのアドバイスが読みたいときだってあるし、読んだ人の心にヒットすることもある。
本書は「すぐにやる」ことを勧めている自己啓発本。類書にあるような「心理学の引用」とか「掘り下げた話」とか「目の覚める経験談」は、ほとんど書かれていない。
会話しているような軽めの文体で、どこまでも平易な内容。むしろ、現代のブログ記事を先取りしてきたのが著者かもしれない。
著者の本のテイストは、仕事のできる先輩が飲み屋で後輩にアドバイスするような感じ。これはこれで、いいんじゃないかと思う。
私は自営業なので、気軽に仕事のアドバイスをもらえる先輩がいない。代わりに著者のような読みやすい自己啓発本を読むことがよくあります。エア(実在しない仮想的な)先輩といったところ。
優先順位をつけるから遅くなる
著者は「来た順にやる」ということを勧めている。仕事の優先順位なんてつけるものではないと。
「どれをやるのが一番儲かるか」とか「将来的に大きくなるか」とか「効率的か」とか、そういう小賢しいことを考えるべきではない。仕事の順序は神の采配なのだから、来た順にやることで予想もできないようなシンクロがおきる。
最近になって、心の底から「その通り」だと思えるようになった。
頭で考えれば考えるほど、自分の狭い世界観の枠に入ってしまう。
- どれを選べば儲かるか
- どれを捨てれば無駄骨がないか
- どれやれば得をするか
そういうことを考えたら負けなんだよね。多くのチャンスを棒に振ることになる。もっと運命に身をゆだねて、縁あって自分に近づいてきたものを公平に扱った方がいい。
仕事が来た順にテキパキとやっていった方が、あれこれ優先順位をつけるよりも多くのものが得られると思う。
考えている時間ほど無駄なものはないと、この歳になってつくづく思います。
スマホでアップルに負けてるマイクロソフトの業績が絶好調な件 | 実は赤字だけど頑張ってる
2015年7月29日にWindows10の無償アップデートがはじまって、何かと話題のマイクロソフト。
アップデートには1年間という条件があるけど、OSの無償配布には誰もが驚いたはず。どうなってるんだ?ということで、本書を手に取った。
本書を読むとここ数年のマイクロソフトと業界の動向がよくわかる。アスキーの記事をまとめたものらしくて、Windows 8とかRTみたいに終わった話も掲載されているけど、「なにが狙いでなぜ失敗したのか?」という視点だから、読む価値はある。
リスキーなタイトル
本書のタイトルで、「業績が絶好調」とあるけど、マイクロソフトの最新決算である4月から6月までの四半期決算は、なんと3千2百億ドル(約4千億円)の赤字。携帯端末のノキア関連でリストラ費用が膨らんだらしい。
本書が発売されたのが3月だけど、その後の4月~6月で大赤字。しょうがないことだが、タイトルの付け方が微妙すぎる。発売直前に赤字決算を発表されたら、どうしたんだろう?
「スマホでアップルに負けてるマイクロソフトは今、何をしているか?」くらいのタイトルにした方がいい。
マイクロソフトだけが時代の濁流にある
ともかく、今のIT業界は激動の最中だとわかる。しかも、マイクロソフトがかなりやばい。
- とにかくモバイルファースト:消費者にとっての重要な情報ツールは、スマホやタブレットに変わった。
- OSを有償で販売できる時代は終わりつつある。
- 巨人IT企業の収益源は、ネット広告のグーグル、ハードウェアのアップル、ソフトウェアのマイクロソフトと並べることができる。
- マイクロソフトの収益源だけがソフトウェアの無償化という時代の流れで崩壊。
- ビジネスユースから利益が上がるうちにマイクロソフトは早めに手を打っている。ビジネスとクラウドの連携が大きな狙い。
マイクロソフトは前途多難。ビジネスユースから安定的な利益が上がるから、今現在は危機的ではないにしても、このままだと将来的に売るものがなくなる。
Surfaceは収益の柱にはならない
マイクロソフトが発売したタブレットPC Surfaceシリーズは評価が高い。タブレットでありながら、Windowsを搭載し、専用のキーボードを使うことで、ノートPCとしても使える。
iPadでは仕事にならないというビジネスマンの心をがっちり掴んだ。タブレットを作ったのはアップルだけど、タブレットPCというジャンルを作ったのはマイクロソフト。
このサイトにいくと、タブレットPCはSurfaceだけでなく、いろんなメーカーが出していることがわかる。おそらくノートPCは完全に駆逐されるはず。
私も今はノートPCとタブレットを別々に使っているけど、いずれタブレットに一本化するつもり。
しかし、いくらSurfaceの評判がよくても、マイクロソフトは多数のOEMメーカーを抱えているから、デバイス企業になるのは難しい。そもそも、Surfaceから上がる利益は、Windowsやオフィスといったソフトウェアに比べると小さい。
攻めの経営は尊敬に値する
本書を読み進めるごとに、マイクロソフトへの尊敬の念が禁じえなくなる。
仮に、今のマイクロソフトの状況が日本の企業だったらどうだろうか?
Windowsの無償化なんていう大胆な施策を打てただろうか。とても無理。日本のサラリーマン社長は延命ばかり考えそうだ。
マイクロソフトは先がないことを見越して、完全に攻めの経営ができている。これからも目が離せない。
日本の企業だって、富士フイルムみたいにフィルム消滅の激動を乗り切った会社はある。コダックはつぶれて、富士フィルムは急成長した。
マイクロソフトも、ソフト無償化の激動を乗り切れば、間違いなく一段の成長を遂げるはず。
人生を思い通りに変える51の質問 | 人生の分かれ道が理解できる
質問というのは、「人に強制的に考えさせ、答えを見つけ出させる」力がある。
だから、どんな質問を自分にするかで人生は変わる。
たとえば、成績の悪い子供が2人いたとする。1人は「なんで俺はダメなんだろう?」と自分に質問して、自分を責めたり、原因探しをして、ますます自信を失って、落ちこぼれていく。
もう一人は、「どうすれば今より成績がよくなるだろ?」と質問する。すると「何をやめたらよいだろうか?」「今何をしたら良いか?」といったことに意識が向いて、少しずつでも状況が前向きに変わる方向に進むことができる。
まー、わかりやすい話です。
この本を読んで、人間の人生なんて「自分に向ける質問で決まる」とつくづく思った。
質問によって意識をどこに向けるか
自分への質問というのは、要するに意識をどこにフォーカスするか?ということ。
よくある最悪なパターンは、原因探し。
落ち込むような状況に陥ったとき、「なんで、こんなことになってしまったんだろう?」という質問をしがちだ。
その質問は自分の意識をどこへ向けるだろうか?
過去の失敗を悔いることに意識を向けたり、どうにもならない環境や他者への恨みに意識を向けたり、生まれつき俺はダメだという運命論に意識を向ける。
原因探しをすればするほど、人間は何とかして原因を見つけようとするから、ときには原因を捏造してしまう。(精神分析ではこの点がよく批判される)
「なんで?」という原因探しではなく、「どうすればいいか?」「何ができるか?」というアクションを探す質問をした方がいい。
その質問によって、具体的な行動に意識が向けば、状況を変えられるという自信まで生まれてくる。
とりあえず、「どんな質問をすれば、自分の人生は変わるか?」という質問からはじめてみたい。
エッセンシャル思考 | 本質目標を追いましょう
仕事を断れない人が読む本
著者がこの本を書くきっかけになったのは、妻が出産したときに、つまらない会議を断れなかった苦い経験だという。
そのことを心の底から後悔していることが本書を通して伝わってくる。大切なものを選択しないと人生が大変なことになると。
本書の内容は実に平凡なものだけど、いろいろ考えさせられることがあった。
大量行動と一点突破のどちらが正しいのか
エッセンシャル思考というのは、「重要なものを選択」すること。だとしたら、よく言われる「大量行動の法則」に反対しているのだろうか。
ビジネスを成功させる上で、大量の行動が大切だとされる。事前に結果を予測できるわけがないので、試行回数を増やすことが大切だと。
大量行動のバイブルといえば、以下の2冊。
大金持ちをランチに誘え! 世界的グルが教える「大量行動の原則」
- 作者: ダン・ケネディ,枝廣淳子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/03/30
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手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術
- 作者: 大坪勇二
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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上記2冊を読むと、大量の行動こそ成功のカギだと痛感する。ほとんど異論の余地がないほど。私自身の仕事上の戦略でもあります。
大量行動の法則とは何か。
ある目標があって、そこに至る方法が20個あるとする。そのとき「すべてやるのが一番だ」というもの。
どの方法がベストか悩んでいる時間は無駄。どれだけ考えても事前にわかるわけがない。すべてやってみて、結果で判断するしかないのだ。
じゃあ、エッセンシャル思考は何か。少数の本質的なことだけを選んで実行するもの。
となると、大量行動とは逆のように見えるが、実際はそうではない。エッセンシャル思考における「選択」というのは、
「大切な家族の絆」VS「くだらない雑用」
であるとか、
「テーマの定まった仕事」VS「多ジャンルのまたがる節操のない仕事」
といったことなのだ。
要するに、目標から外れる雑用なんて断ろう、というだけのことである。
だから、「大量行動するためには、エッセンシャル思考が必要」といった整合性を取ることができる。
「本質目標」という概念が「ミッション・ビジョン」に取って代わる
本書「エッセンシャル思考」の中で印象に残ったのは、本質目標(エッセンシャル・ゴール)という概念。
以下の図を見て欲しい。
簡単に説明すると以下。
- ビジョン・ミッション :(例) 世界を変える。
- 価値観 :(例) チームワーク。
- 本質目標 :(例) すべての国民にインターネット接続を。
- 四半期目標 :(例) 20%の売上アップ
ビジョン・ミッションおよび価値観なんて、抽象的な内容だから、「誰でも同じことを言う」と本書は断じている。
そんな抽象的なものが大切なのではなく、具体的で刺激的なものが「本質目標」だ。達成したかどうかが明確にわかるものであり、同時にわくわくするような目標だ。
この本質目標をしっかり見据えていれば、その目標にふさわしくない雑用は断れるはず。
この部分は、私がうすうす感じていたことだった。
ビジョン?ミッション?価値観?
誰でも同じようなことを言うし、ただの(抽象的な)綺麗ごとじゃん。そんなに重要なことなのか?と心の底で思っていたので、本書を読んで、胸がすくような思いだった。
大切なのは、具体的で刺激的な目標なのだ。本書で引用されていたブラッドピットの事例が素晴らしい。
ハリケーン・カトリーナでニューオリンズが水浸しになったときに、ブラビの主催するNPOは「水害地域に190戸の家を提供する」という目標を立てた。
これ。これが本質目標。
ミッションとか価値観で表現される言葉遊びではない。エッセンシャル・ゴールとは、このように具体的で野心的なのだ。
こういった目標が立てられる人なら、重要なものを選べる(エッセンシャル思考ができる)のも、納得である。